メディアヌップ|丘原から、夜の言葉で

Share this post
Substackという島々に、連絡船が航行し、橋が架かろうとしています
www.medianup.xyz

Substackという島々に、連絡船が航行し、橋が架かろうとしています

週刊メディアヌップ#39

sasakill.eth|佐々木大輔
Jan 24
5
Share this post
Substackという島々に、連絡船が航行し、橋が架かろうとしています
www.medianup.xyz

私が務めるスマートニュースで大規模なレイオフがあり、その関係でバタバタとしていました。世の中ではAI関連のニュースでさらにバタバタとしていますね。

今週のナイン・ストーリーズ

2023年1月11日〜2023年1月23日

1/ あらためてWeb3.0とWeb3について

Twitter avatar for @kuromoyo
𝚝𝚊𝚔𝚊𝚖𝚒 𝚝𝚘𝚛𝚊𝚘 𝑓:(🧳,💉×4)→☕️³⁶⁵ @kuromoyo
ブログやレビューのような User-generated content が Web 2.0 と呼ばれたように、ChatGPT のような Generative AI による生産、支援、提案のような情報処理が Web 3.0 と呼ばれるようになる、というのは割とあり得る未来だと思ってる。(そして某 Vitalik 方面のWeb3は黒歴史に葬られる)
Twitter avatar for @masahirochaen
チャエン| Web3.0と海外テック @masahirochaen
ChatGPTとGoogle Docsを連携して単語を指定するだけで勝手に文章を生成する仕組みが凄すぎた。これで無限に記事を作成できる。DeepLで翻訳して、画像生成系AIで画像も数枚作ればブログ代行業で普通に稼げるw人件費0なので利益率半端ない。2023年はChatGPT関連スモビジが加速。ニーズあれば解説します https://t.co/p09703aZVM
1:48 PM ∙ Jan 20, 2023

もともと、AIによるセマンティックウェブの未来がWeb3.0と呼ばれていたからこそ、ブロックチェーンのほうをわざわざ「Web3」と表記・発音しているわけなので、前半までは当たり前の話。3.0と3を呼び分ける意味が自明になるのは喜ばしいことだと思います。

一方、それらがどのように黒歴史になりえるかについては、この意見はかなり甘いように思います。WELQ問題はわずか6年前のことです。

Twitter avatar for @masahirochaen
チャエン| Web3.0と海外テック @masahirochaen
遂にChatGPTとGoogle Docsを連携した無限記事作成マニュアルが完成‼️(超疲れた😂) 1単語入力するだけで ①アイディア10個 ②1000文字記事 ③関連画像 を数秒で生成。まさに神。 あまり知られたくないので限定公開or有料化を検討。 ただ、RT+フォローでこっそりnote送ります ※リプ付きの人優先
Twitter avatar for @masahirochaen
チャエン| Web3.0と海外テック @masahirochaen
ChatGPTとGoogle Docsを連携して単語を指定するだけで勝手に文章を生成する仕組みが凄すぎた。これで無限に記事を作成できる。DeepLで翻訳して、画像生成系AIで画像も数枚作ればブログ代行業で普通に稼げるw人件費0なので利益率半端ない。2023年はChatGPT関連スモビジが加速。ニーズあれば解説します https://t.co/p09703aZVM
9:49 AM ∙ Jan 24, 2023
5,496Likes3,916Retweets

眉をひそめたくなるようなこのような投稿が目立って見られるのはまだ騒動の序の口で、これが潜伏化し、さらにChat AIの内部モデルそのものに悪影響が忍び込んでしまうことを予想したいと思います。

2/ 12 NFT Utility Ideas for Creators to Dominate in 2023

NFTのユーティリティの実例集。定期的にあがってくるものですが、便利なのでよくとりあげます。見出しはこちら。

1 物理的な商品
2 デジタルグッズ
3 音楽使用料
4 新しいドロップへの独占アクセス
5 許可リスト
6 イベントへのアクセス
7 記念品
8. IRL ミートアップ
9 チャリティーと慈善活動
10 トークンのエアドロップとトークンの収量
11 金庫に対する議決権の行使
12 プライベート コミュニティ

3/ NFTS ON INSTAGRAM PROVE POPULAR AS TOP ARTISTS SELL OUT PROJECTS IN SECONDS

InstagramによるNFT普及の萌芽について。今年、あるプロジェクトでなんとか挑戦してみたいと思っているので、意思表明としてリンクします。

4/ チャットAI! ChatGPTの使い方 - 実践的なアイデア事例つき

ChatGPTをうまく活用するためのプロンプト集や事例集は数多くありますが、この記事で気に入ったのは「コミュニケーションの型」から説明するところ。コツはダイアローグとのこと。プロンプト集ではとっつきにくかったという方におすすめです。

Debate(討議):どちらの主張が正しいか決める
Discussion(論議):意思決定や意見などの着地点を定める
Dialog(対話):互いの前提や意見のわかり合あい、何かを見出そうとする
Dalliance(雑談):たわいもないことを言い合う

5/ ブログ感覚で世界をつくる

Generative AIを駆使してTRPGを遊び尽くすことを今年の目標のひとつにしている私にとってこの手の話題に興味が尽きません(同時にそれてトークンRPG、すなわちtRPGにしたいという野望も持っています)。

Twitter avatar for @kajikent
KAJI | 梶谷健人 @kajikent
ついに「Text to World」とも言うべきテキストを書いただけで3Dゲームを作れるAIも出てきた。 冗談抜きで近い将来、ブログ感覚で人々がセカイをつくる時代が来る。
12:56 PM ∙ Jan 14, 2023
5,112Likes1,585Retweets

この投稿をされた梶谷健人さんがForbesに寄稿した記事が「Generative AIはわたしたちの創造性と社会をどう変えるか」で、特に印象に残ったところを引きたいと思います。

スマートフォン時代に「どんな場所に行くか」「そこでどう体験を記録するか」という2大パラメーターがコンテンツの良し悪しを左右したように、Generative AI時代には「どれだけの理想を思い描けるか」「それをどれだけマシンに適切に伝えられるか」という2大パラメーターがコンテンツの質を大きく左右するようになるはずです。

そして人々を魅了する「良い理想」を思い描くためにも、それを「適切にマシンに伝える」ためにもある種の「教養」というものが非常に大事になってくると思います。

北大路魯山人や柳宗悦のような人々がプロデューサーとして器や食の世界にいかに革命を起こしたかを思えば、ずっと前から変わらずにそうだったようにも思いますが、言わんとすることはわかりますし、私が得意にしていることなので、大いに賛成したい。

6/ カード! カード! カード!

Tales & Tokensはコンテンツのトークン化(カードゲーム化)を得意としているので、こうしたニュースは自然と私の目に飛び込んできます。今年、アクションをとりたいリストとして記録しておきたいと思います。

Twitter avatar for @hirobou0731
高橋博之☔️🌪☀️ポケマル代表 @hirobou0731
昨日の朝日新聞夕刊たまたま手にしたら、「農カード」と「漁師カード」が! 青森県発の「漁師カード」が「農カード」ブームに火をつけ広まった経緯が小川浩康くんのコメントと共に書かれてました。 ちなみに僕は現在、農カード45枚、漁師カード130枚ホルダーです✌️ @atsumichantomat @uruuru_4
Image
6:08 AM ∙ Jan 15, 2023
62Likes19Retweets
Twitter avatar for @jomonzine
縄文ZINE @jomonzine
長野県の埋蔵文化財センターの作ってる縄文カードのサンプルをいただいたのですが、これ、この場所に行かないともらえないのだけど、難易度めちゃくちゃ高いぞ、これ。 全部行ったことある人いる⁉︎
Image
Image
12:21 AM ∙ Jan 20, 2023
650Likes147Retweets
Twitter avatar for @NEWS333
銀河系ニュース速報 @NEWS333
縄文カード100種類作製/県埋文センター navitabi.jp/article/6461 青森県内全40市町村にある #縄文遺跡 について知ってもらおうと、県埋蔵文化財調査センターは各遺跡からの出土品を紹介する「#あおもり縄文カード」を100種類作製し、県内各施設で配布している。
Image
6:33 PM ∙ Sep 15, 2022
1Like1Retweet

7/ Substackのプライベート利用

簡単にいうと、SubstackをTwitterやInstagramの鍵付きみたいに利用できる機能。

Twitter avatar for @sasakill
sasakill.eth / 佐々木大輔 @sasakill
なにげに野心的なアップデート。個人的には、これでTwitterより優れたツールになったな、と思うくらいの。ニュースレターを書かない人も、ぜひSubstackにアカウントを作ってみてください。
open.substack.comStart your private SubstackA new-and-improved way to keep in touch with friends, build communities of interest, or test the waters for a publication
6:40 AM ∙ Jan 18, 2023
9Likes2Retweets

と書くと「なんだそれだけ?」と思うかも知れませんが、そこには、単なるニュースレターとしてはじまったSubstackの長期的な歩みが感じられて、ちょっと熱いものを感じるんですよね。

2020年5月19日、Substackは自らのことを島々のようなものだと言いました。

Today, Substack publications are like islands on their own, with little communication between each. But over time, we aim to build Substack into a network, where writers can support each other and readers can find millions of deeply satisfying media experiences.

What'‘s next for journalists?

今、その島々には、連絡船が航行し、橋が架かろうとしています。楽しみです。

8/ 追悼・高橋幸宏

90年代半ば、NHKの「土曜ソリトンSIDE-B」という番組で、高橋幸宏は細野晴臣を天才、坂本龍一を奇才と呼んだうえで、自分のことを「凡人」と定義しました。それを見ていた高校生の私は「なるほど、そうなのか」と納得したのですが、今だったら即異議申し立てをします。非凡な大スターでした。あまりにも大きかった。

Twitter avatar for @shugotokumaru
トクマルシューゴ @shugotokumaru
高橋幸宏さんのドラム好きで、言語化できない魅力があるのですが、アクセントやハットについて、ありがたい動画がありました youtu.be/QDJxHAZgRc8
Image
9:59 AM ∙ Jan 15, 2023
3,801Likes834Retweets

9/『美術手帖』坂本龍一特集、6年後の編集後記──『async』と『12』から「坂本龍一」を考える

インタビューそのものもおもしろいのでおすすめですが、それにかこつけてニューアルバム『12』をめっちゃ聞いてます、ということを記録しておこうと思います。個人的には、早くも2023年を代表するアルバムになっています。

アンビエントのようなピアノ曲の断片のような、ちょっと万人におすすめしづらいところがあるのですが、坂本龍一の昨年の心境を想像しながら、高橋幸宏が亡くなったあとの今の時期にこれを聴いていると、ちょっと異常心理を起こしちゃうような感覚がするんです。まるで、デヴィッド・ボウイにキスされて卒倒するヨノイ大差のように(『戦場のメリークリスマス』のワンシーンです)。

あとがき

ポッドキャストを配信して、ニュースレターを書いて、日記をしたため、さらに連載小説を発表する。メディアヌップがますます謎の媒体になってきたような気がします。

Share this post
Substackという島々に、連絡船が航行し、橋が架かろうとしています
www.medianup.xyz
Previous
Next
Comments
TopNewCommunity

No posts

Ready for more?

© 2023 Daisuke Sasaki
Privacy ∙ Terms ∙ Collection notice
Start WritingGet the app
Substack is the home for great writing