こんばんは、ささきるです。
今日はちょっと背筋を伸ばして、大事なお知らせをしたいと思います。
遠野の新規NFTコレクションを一緒につくる初期メンバーを募集します。
最近のニュースレターやポッドキャストをよく読んでくださっている方のなかには、私がちらっと「あたらしいプロジェクトに取り組んでいます」と語っているのを見聞きしたことがあるかもしれません。それがこの「遠野の新規NFTコレクション」のことです。
また、もっと昔からフォローしてくださっている方のなかには、私が「ゲーム文化」や「物語開発」や「民俗学」や「UGC」そして最近では「Web3」といった領域に特別な関心をもってコミットしていることも、なんとなく知ってくださっているかもしれません。
それらの領域についてポッドキャストを録音し、ニュースレターを発行し、Discordを運営し、「A Wizard of Tono」というBook NFTを開発するうちにさまざまな人との出会いにめぐまれ、自然と、あたらしいコンセプトをもったNFTコレクションに結びついていきました。
コンセプト1「IRL Utility」
IRLは「In Real Life」つまり「現実生活で」という意味で、主にゲーム用語として親しまれている言葉です。
NFTコレクションにはもともと、資産を共有することによって人々をつなぎ、オンラインのコミュニティを自然発生させてしまうという強力な特性があります。「IRL Utility」というコンセプトは、それをさらに推し進めて、現実生活でのユーティリティに直結するものをつくろうという試みです。
実際に、「A Wizard of Tono」というNFTでは、小説の舞台となった地域のレジデンスに安く宿泊できるというユーティリティをつけてみました。今度のNFTコレクションでは、その可能性をさらに掘り下げ、単なるおまけ以上の、NFTコレクションの成り立ちそのものに深く結びついた企画に発展させることに挑戦します。
コンセプト2「Gamified Token」
NFTの価値については議論があり、いまなお「ただのJPEGじゃないか」と言われることがあります。それに対して私は「NFTはメディアであり、アプリである」と発言してきました。NFTにはコンテンツを運ぶ特性があり、動き続けるサービスとして作ることもできるためです。実際に「A Wizard of Tono」では、電子書籍がダウンロードできたり、友人と貸し借りができる機能としてそのメディア性やアプリ性を実現してみました。
それを実際に開発してみたことで、私や、開発メンバーは、NFTが持つさらなる可能性に気づくことになりました。コンテンツを運び、動き続けるサービスのであれば、ゲーミフィケーションを生じさせるモノがつくれるかもしれない。それが「Gamified Token」というコンセプトです。
それはBCG(Blockchain Game)やGamiFiといったファイナンス系のサービスとはまた違ったもので、あくまでも、あるコンテンツをコミュニティで楽しみ続けるためのゲーミフィケーションです。たとえるならそれは、公園やビーチにもっていく“ボール”のようなモノです。それがあることで、人々が自然と遊びだしてしまうような。もしその試みがうまくいけば、コンテンツを運び、動き続ける、価値あるNFTになるかもしれません。その実現に挑戦したいと思います。
コンセプト3「遠野」
これら「IRL Utility」と「Gamified Token」というコンセプトを実現する場所として選んだのが、岩手県遠野市です。人口26,000人という小さな町ですが、柳田國男の『遠野物語』でよく知られ、近年では「ホップの里」「ビールの里」としてもよく知られるようになりました。この地域に2016年に創業したのが株式会社Next Commons。地域おこし協力隊制度の中間支援団体として、地域資源を活用したベンチャーの起業支援を行ってきた会社です。
このNFTコレクションは、地域資源の活用が本業であるNext Commonsをパートナーにし、遠野の事業者と提携して「IRL Utility」を実現していきます。さらに、遠野の神話をベースにした「Gamified Token」をつくっていきます。開発・制作にあたっては、遠野の郷土史家や観光ガイドのサポートを受けられる体制があるのも特徴のひとつです。
これは、神話からビジネスまでをひとつなぎにして、それを全国に散らばるメンバーが支えているプロジェクトです。ローカルとグローバルの境界を曖昧にして、身近なものを愛するやり方と世界一を目指すやり方を融合させる。そんなワガママも、今回のプロジェクトで挑戦してみたいことのひとつです。
制作メンバーの募集
プロジェクトのキックオフが行われたのが2022年6月9日。これまでの2ヶ月ほどは、核となるコンセプトを探すのに時間を費やしてきました。その成果の一部を、シルエットとしてすこしだけお見せしたいと思います。
この3人のキャラクターがなんなのかは……いまはまだ秘密です。
プロジェクトはこのあと、具体的な制作をどんどん進めていこうという段階に入っていきます。具体的には、世界設定、シナリオライティング、ナラティブデザイン、ゲーム要素を感じさせるグラフィックデザイン、背景イラスト制作、ゲーミフィケーションテスト、コミュニティマネジメント、公式サイトのWebデザインなどなど、やるべきことがたくさんあります。
もしこの新規NFTコレクションに興味を持っていただき、制作の初期メンバーとして加わってみたいという方がいれば、ぜひ私のTwitter @sasakill にDMをください。また、上記の制作に限らず「こんなスキルあるけど貢献できますか?」といった気軽なご質問も歓迎です。
今後の「遠野の新規NFTコレクション」の情報については、以下のニュースレターでお送りします。メディアヌップとは別のニュースレターになりますので、あらためてこちらもご購読いただけますと幸いです。
さいごに
全体的に少しかたいお知らせになってしまったんですが、実際にはDiscordのなかでわいわいやりながら作っているチームです。現在のメンバーを50音順でご紹介したいと思います。
akasata.eth(東京)アーキテクト
小田桐 大桔(遠野)ビジネス開発
kai3d.eth(東京)宣伝, Webディレクター
kokiii.eth(東京)バイブス・マネージャー
小林ちえみ(遠野)バックオフィス
sasakill.eth(東京)プロデューサー, 監督
多田 陽香(遠野)ビジネス開発
tel(東京)ポッドキャスト制作
畑中 大知(東京)キャラクター開発, イラスト制作, 漫画制作
morichin.eth(京都)助監督
宮本 拓海(遠野) Webディレクターアシスタント
このプロジェクトは、あたらしいコンセプトが絡み合って、いまの世の中には存在していない「なにか」に成長しつつあります。それが受け入れられてうまくいくかどうかは、このあとの作り込み次第という状況です。一緒にやってみたい方、ぜひご連絡ください。
これは期待age
gm担当大臣とか需要ありませんか∈(・ω・)∋
毎日gmするお仕事でs