こんにちは。ささきるです。今回から「シーズン3」がはじまります。テーマは、Web3のちょうど半分にあたる「Web1.5」です。1でもなく2でもない中間的な領域にあって、いまや消えゆく運命にある(あるいはもはや消え去ってしまった)コンテンツやカルチャーについて語り継いでいこうという企画です。どうぞ最後までお楽しみください。
このニュースレターでは、番組のなかで使われたキーワードに簡単な説明を加え、必要に応じてURLを記載しています。番組とあわせてお楽しみください。
番組へメッセージを投稿するフォームと、Discordのサーバーの招待URLは末尾に掲載しています。お探しの方は最後までスクロールしてみてください。
番組は、このニュースレターでもお聴きになれますし、Spotify / Apple / Google / Amazonでも配信しています。
番組のキーワード
ねとらじ
2001年にサービス開始。インターネットラジオサービスの先駆けにして、いまでも現役のサービス。現在はFC2が運営している。httl://ladio.net/
阿部さん
ねとらじ創業者の阿部友暁さん。https://twitter.com/tomoakiabeabe
RTSP
Real Time Streaming Protocolのことで、TCP/IPのネットワークで音声や動画などのストリーミングを行うためのプロトコルのこと。rtsp://ではじまるURIを持つ。同様のプロトコルにHyper Text Transfer Protocolがり、こちらはhttp://ではじまる馴染みのURLとなる。
Winamp
1997年に開発されたWindows用のメディアプレーヤー。2013年に開発が終了したものの、一転、2018年に新しいビルドが発表された、とのこと。と聞いてサイトに駆けつけたら、さらに驚きのが進展が。なんとWeb3化していた。NFTを使ったFoundationの企画がちょうどいま開催されている。
https://www.winamp.com/winamp-nft-initiative/
UGC
User Generated Contentのこと。ちなみに、同時に誕生した言葉にCGM(Consumer Generated Media)という言葉があり、こちらはメディアのほうに焦点があたっている。食べログのようなクチコミサイトやFacebookのようなSNSやWELQのようなキュレーションサイトが評判を落とすにつれてこの言葉もあまり使われなくなっていったように思う。一方、UGCのほうは、単位がコンテンツそのものだからなのか、特定の企業の色がつくことから免れて、今でも使われ続けている。
あなたの知らないロードス島戦記の世界
『ロードス島戦記』を入口にしてTRPGの話を掘り下げていく全4話シリーズ。
柳田國男の『遠野物語』をおもしろがる人々
遠野物語のおもしろがり方を4種類に分け、その最新形を追っていく全4話シリーズ。
ジオシティーズ
無料のホームページ提供スペース。「ホームページ作成サービス」ではないことに注意。ユーザーは、自分が作成したHTMLを所定のディレクトリにアップロードしていた。2019年3月末日をもってサービス終了。ちなみに、終了してしまったジオシティーズのページをインターネットアーカイブから探して表示してくれるChrome Extensionを有志が開発して話題になった(参照)。
teacup
無料レンタル掲示板サービス。惜しまれつつ2022年8月にサービス終了の予定。終了にあたっては、データ失われないための最大限の配慮が感じられるお知らせが案内されている(参照)。
私も、過去何度もこうしたお知らせを出したことがあるのでわかりますが、サービス終了の殿は褒められることの少ない仕事だけど、本当に大切な仕事です。頭が下がります。
嫌儲
けんもう、あるいは、けんちょとも読む。狭義には、2ちゃんねるというコミュニティから生まれたコンテンツを営利目的に転用することを嫌うことを指していたが、広義には、金儲けやビジネスそのものを嫌うことも指すようになった。
クリエイターエコノミー
クリエイターが、自分の作品から収益を得ることができる、ソフトウェアを利用した経済活動のこと。この言葉が特に注目されるのは、広告のレベニューシェア(Google AdSenseや各種のアフィリエイト)から収益を得ることではなく、課金によって読者/視聴者/リスナー/ファンから直接課金するサービスが人気になっていることによる。Substack/Twitch/OnlyFansなどなどがその一例。
Spoon
音声ライブ配信サービス。2016年開始。
スーパーチャット
かつては「投げ銭」という少々ガラの悪い(?)言葉で呼び習わされていたもの。YouTubeの「スーパーチャット」が普及し、それにともなって「スパチャ」と略されるようになって染み付いたイメージは多少薄まった。
永井先生
電ファミニコゲーマーが、2016年に素晴らしいインタビューを残してくれていました。
ゲーム実況、ニコ生主、YouTuberなどの先駆けとなったネット配信者が「永井先生」だ。その名前は知らなくても「なんぞこれ」という言葉をネット中に広めた人、といえばピンとくる人もいるのではないだろうか。
ネット配信者の原点にして頂点……いや底辺? 古参配信者のカリスマ・永井先生インタビュー
コレコレ
ニコ生、ねとらじ、ツイキャス、YouTubeと活躍し続ける人気配信者。株式会社ライバー所属。https://livestreamers.co.jp/creators/2096
みなさまからのメッセージをお待ちしています
メディアヌップでは、リスナーのみなさまからのメッセージを募集しています。以下のフォームからお送りください。
https://forms.gle/L6HbzjZC7QKkMY4F9
Discordでは楽屋話をしています
番組に関連する雑談や楽屋話は、Discordで行っています。以下からアクセスして、お気軽に書き込んでみてください。なお、招待URLには有効期限があります。もし期限切れの場合は、最新のニュースレター(あるいはブログ)をご確認ください。
https://discord.gg/eQxsZgpHHX
次回もお楽しみに。
制作ノート
企画・出演: ささきる, tel
編集: tel
ディレクション: tel
2022年3月22日収録
Share this post