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#097 幻の「高早大明神」を訪ねて
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#097 幻の「高早大明神」を訪ねて

岩手県遠野市で篤い信仰を集める「程洞稲荷神社」の奥にある謎の神様を探す冒険

岩手県遠野市で篤い信仰を集める「程洞稲荷神社」。そのさらに奥にある謎の神様「高早大明神」を探す冒険をしてきました。

程洞稲荷神社は、遠野の中でもかなり古くからある神社なんですが、行ったことがある人はかなり限られます。男根をかたどった金精様が有名で、いまではわずかに、地元・下組町で信仰の対象になっています。私はそこの出身なので昔からよく知っていて、小説『僕らのネクロマンシー』にも登場させました。

そのフィクションのなかで私は、程洞稲荷神社のさらに奥に特別な場所がある、という話を書きました。もちろん空想です。ところが、それを書いた後になって、実際に謎の神様を祀っている場所がある、という話を聞きます。しかしそれは、地元の人でもほとんど聞いたことがない、ましてや行ったことがある人はほとんどいない、という場所でした。その名を「高早大明神」といいます。

今回は、その場所を尋ねてみようという企画です。参加してくれたのは、遠野八幡宮の神主の多田宣史さん、二ヶ月前に遠野に移住したばかりのzebraさん、そして私の同級生で遠野物語マニアの鈴木晋人さんです。

番組は、このニュースレターでもお聴きになれますし、LISTEN / Spotify / Apple / Google / Amazonでも配信しています。お好みの方法をご選択ください。

冒険の書

30年くらい前(?)に撮影された写真のコピー
程洞稲荷神社とその周辺地図。赤い矢印が高早大明神
旧参道にある案内の石碑。昔はここから歩きました。今回は車で
程洞稲荷神社の登り口。ここから約200メートル
謂れ。阿曽沼氏の一族であった宮家の氏神であるとのこと。宮家は、鮭の背に乗って遠野にやってきたあの伝説の宮家のこと。
境内にある水場。これが冷たくて美味しい
高早大明神を探索する前の作戦会議。焚き火をしながら
尾根にあがると、高清水の向こうに早池峰山が見える
大きな岩がゴロゴロした斜面。目的地を見つけられず一時間くらいさまよった
尾根を登っていき、右手の谷(沢)の向こう側に目的に場所がある

そしてついに、歓喜の瞬間が!

白黒写真でしか見たことのなかった「高早大明神」がついに目の前に。

山中に鮮烈な赤色。平成14年(2002年)の銘あり
岩に彫りつけてある。いつ頃のものなんだろう?
人と対比させるとこんな大きさ
戻って反省会。コーヒーが美味しい

番組のキーワード

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制作ノート

企画: ささきる
出演: 多田宣史, zebra, 鈴木晋仁, ささきる
編集・ディレクション: ささきる
2023年5月14日収録

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偏愛するコンテンツをメディアやビジネスの観点から紹介していくニュースレター&ポッドキャスト。Nupはアイヌ語で「丘原」の意味。どハマりした沼から這い出て、ちょっとだけ高くて平らなヌップからお届けします。